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2013年10月02日

自分は要らない人間になった?!

昔の日記シリーズその2。

 昔、ご縁のあった柏さん(仮名)から久しぶりに電話があり、お昼ご飯をご馳走になることに。

 何年かぶりに会った柏さんは、少しふっくらして肌の色艶もよく元気そうに見えた。
私の顔をみるやいなや「お〜〜、相変わらずキレイだネェ!」とリップサービスを欠かさない。
花咲かじいさんとニックネームがついていた柏さんのの笑顔、相変わらず満開! 

 挨拶をかわし、お互いに軽く近況を報告してから、本題に入った。 
「それで、ウツだったって・・・どうされたんですか?」
柏さんの表情が少しだけ曇った。 
でも、柏さんはやっぱりその話がしたかったらしい。
「それなんだよ・・・」と、口を開いた。

 柏さんは人生のほとんどを「仕事」にかけてきたそう。
もちろん、家庭をないがしろにしていたというわけじゃない。 
ただ、生きがいは家の中ではなく外にあった。
自分が立ち上げたプロジェクトが次々に形になっていくこと。 
これはと目をかけた若者が立派に成長していくこと。 
「花咲かじいさん」と呼ばれ、ムードメーカーとして存在していること。 
全てがキラキラしていて、働いていた頃の柏さんの毎日は充実していた。
 ところが60過ぎて、別会社に出向になってから、事情が変わり始めた。
「60過ぎた人間がいつまでも職場に居座るな」 「天下り者」 そういう視線を新しい職場で感じるようになったそう。 
それでも「花咲かじいさん」はそこにもキレイな花を咲かせようと、必死で頑張った。 
役職の上にあぐらをかくまいと、若い社員と一緒に事務所のそうじもしたし、人が面倒がる事も自ら引き受けた。
そこまでしたのに、結局、退職を促された。
若い人達にも「わざとらしい」と言われ、最後まで受け入れてもらえなかった。
その事がショックだったらしい。 
「自分は要らない人間になったのだ」と思った途端、この後の人生が無意味に思えた。 
もう会社に行く必要がないと思うと、朝布団から出る気になれなかった。 
パジャマから服に着替える気にもなれなかった。 気が滅入って奥さんと話すのも面倒だった。
 そんな柏さんに、奥さんはあまり優しくなかった。
柏さんは、その事を責める資格は自分にないと思った。
だってこれまで、奥さんよりも家族よりも「外」にエネルギーを注いで生きてきたのだから。 
 そうして気がつけば、医者に「うつ病」と診断されるまでになっていたらしい。

「今日君にカニをご馳走させてもらってるのもね、本当は、君に喜んでもらう事で、自分の必要性を感じたいからなんだ。 自己満足につきあわせて利用しちゃって、ごめんね」と柏さんは言った。

 花咲かじいさんは、花咲かじいさんでいるために、枯れ木を探しているんだなぁ、と思ったら、なぜかこんな言葉が口をついた。 今思えば年配の方を相手に失礼だったかもしれない。

「ただのじいさんで、何がいけないんですか。 どこかにお花を咲かせなくてもいいじゃないですか。 柏さん自身が素敵な花なんですから、それでいいじゃないですか」

タイミングよく流れてきた店内のBGMに、柏さんはじわりと涙を浮かべた。
「世界にひとつだけの花」
ドラマみたい。 
こういう偶然を、奇跡と呼ぶのかな。



posted by りえ奈 at 23:21| 癒しのメッセージ♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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